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進和学園 「観光農園」へようこそ 障害者の育てたブルーベリー実る

社会

掲載号:2017年8月10日号

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摘み取りに励む施設利用者(手前)と市民(奥)
摘み取りに励む施設利用者(手前)と市民(奥)

 知的障害者らの就労支援を手掛ける社会福祉法人進和学園(出縄雅之理事長)が、同法人の施設「しんわルネッサンス」(上吉沢)でブルーベリーの「観光農園」を始めた。障害者の工賃獲得のための新たな取り組みだ。

 同学園はジャガイモやネギなどを栽培・販売していたが、障害者にとって収穫の見極めや運搬などは負担が大きい上、加工して付加価値を高めることが難しいといった課題を抱えていた。

 そこで注目したのがブルーベリー。小粒で収穫しやすく、今年は200kgの収穫を見込む。大井町で「ブルーベリーガーデン旭」を営む小宮真一郎さんから苗木を譲り受け、指導を仰ぎながら2012年に作付を始めた。

 施設職員の森谷瑞貴さん(28)は、「果実の色で摘果の見極めが一目でわかる。施設利用者はすぐ理解してくれた」と話す。さらに自然環境の変化に強く、肥料・水やり、草刈りといった手間がかからず、ほかの農作物と比べ作業が大きく軽減されたという。

 出荷にあたる利用者の西山友佳乃さん(32)は、「果実が割れていると商品にならない。一粒ずつよく見ることが大切」と、青い果実を丁寧に摘み取っていた。

 収穫されたブルーベリーは青果で販売されるほか、隣接する食品加工施設「湘南工房」でジャムやジュースに加工、付加価値を高めて出荷される。現在、市内菓子店や都内フルーツ店にも販路を拡大。同法人の営業窓口・(株)研進の出縄貴史社長は、「数ある農作物の中でも、利用者の工賃に反映されやすい」と話す。

 苗木100本、1500平方メートルで始まった農園は今では、苗木300本、4500平方メートルまで拡張した。

 「これだけ実が生るのだから、広く市民に知ってほしい」として始めたのが摘み取りの「観光農園」だ。昨年から試行錯誤を重ね今月4日、初めて一般客を迎えた。

 農園を訪れたのは、保木本輝久枝さん(64)ら4人。保木本さんは「ブルーベリーの摘み取りは初めて。毎日ヨーグルトを食べるから、それに入れたい」と旬の果物狩りを楽しんだ。

 出縄社長は「農園では障害者と一緒に摘み取りもできる。これをきっかけに、障害者と自然な交流が広がれば」と期待を寄せている。

 摘み取り体験は午前9時30分〜午後4時。100g200円(税込)で持ち帰り可。前日までに予約。入場無料。土・日休業。

 申し込み・問い合わせは、しんわルネッサンス【電話】0463・58・5414(8月12日〜20日夏季休業)。

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