平塚市は19日、今年8月に市博物館の天井からモルタル片が剥がれ落ちた事故を受け、市有の全公共施設410カ所を調査し、中央図書館などの3施設で修繕の必要性があると発表した。
市は8月28日から9月12日にかけて、市施設の緊急点検を実施した。
点検は一般職員が天井と壁をたたいて、ひび割れやモルタルと下地の接着状況を確認。問題の報告を受けた箇所を建築技師が再度チェックしたところ、安全対策が必要な施設が福祉会館(追分)と市青少年会館(浅間町)、中央図書館(同)の3施設あることが分かった。
修繕箇所は、福祉会館と青少年会館が受付カウンター周辺の天井部分で、中央図書館がメイン階段と職員用階段の見上げ部。いずれも大きなひび割れは無いものの、劣化したモルタルが下地から浮いている状態となっている。修繕時期は施設の所管課が専門業者と協議の上、決定する。休館や立ち入り検査の措置については「検討段階」(市担当者)だという。
また、休館が続いている博物館は、10月末に修繕と補強工事に着手し、来年1月中に開館する見通し。市担当者は「修繕箇所が高所のため、足場を組んで状況を確認した場合、工期が延びる可能性がある」と話している。
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