これまで検討が進められてきた中学校完全給食について、平塚市は市内15校の給食を一括調理、配送する「共同調理場方式」を採用することを決めた。新たな学校給食共同調理場は、市内田村に整備する。
新たな給食共同調理場の建設予定地は、田村9丁目にあるおよそ1万6707平方メートルの市有地。2020年度をめどに事業手法など基本構想と基本計画を策定したい考え。22年度内の着工をめざし、進ちょくに応じて住民説明会も開く。竣工と給食開始の時期は未定だ。
調理場の稼働後は、自校方式を採用している7校(崇善・富士見・港・松延・勝原・山下・花水)を除く21小学校の9千食、15中学校の7千食を合わせたおよそ1万6千食を調理する。
現在、小学校21校分の調理を行っている東部共同調理場(東八幡3丁目)と北部共同調理場(田村2丁目)は老朽化のため取り壊し、田村に機能を集約する。
中学校の完全給食をめぐっては共働き世帯の負担軽減などの観点から落合市長が3期目の公約に掲げ、今年7月には市教育委員会定例会で「早期実現」を盛り込んだ基本方針が策定された。
公立中学校の完全給食実施率は18年5月時点で全国93・2%に対し、神奈川県は44・5%。
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