平塚市消防本部(赤木眞消防長)は、動画配信サイト「ユーチューブ」で消防士の訓練を疑似体験できる動画配信を2日から開始した。新型コロナウイルスの影響で各種イベントの中止が相次ぐ中、自宅に居ながら消防について理解を深めてもらおうと動画を制作した。
配信されたのは、「はしご車バスケット上からロープ降下」「水上バイクによる要救助者救出」など4本。高さ30mからの垂直落下や水難救助など、消防士が日常的に取り組んでいる訓練の様子を短編動画にまとめた。
動画コンセプトは「きみも消防士にチャレンジ」で、本署救助隊と海岸消防水難救助隊が出演。ヘルメットに搭載した360度カメラで、訓練に取り組む隊員目線で撮影された。動画再生しながら指やマウスを使って画面を自由に回転させることも可能で、ロープの摩擦音や確認呼称で発する隊員の声も加わり、臨場感溢れる内容に仕上げた。
動画制作のきっかけは、市消防本部が毎年行っていた「消防フェスティバル」の中止を受けたもの。新型コロナウイルス感染症の影響で各種イベントの中止が相次ぐ中、動画を通して消防について理解を深めてもらおうと、「ソーシャルディスタンス消防フェスティバル」と題して企画された。
市消防本部担当者は、「動画を通して多くの方々に我々の活動を知ってもらうきっかけにしたい。また今後、消防士を目指してくれるような子ども達が増えてくれたらうれしい」と期待を込めた。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>