平塚市内3カ所の地区図書館では、今夏より夏休み期間中の月曜日も開館し、「夏休み宿題お助け隊」と称した子どもの読書相談専用窓口を初めて設置した。参考図書の使い方をはじめ読書感想文や自由研究の本選びなど、子どもたちの学びをサポートする。
通常は休館日にあたる月曜日に専用のカウンター席を設け、市図書館のキャラクター「ぶくまる」が描かれたバッジを付けたスタッフが「お助け隊」として夏休みの宿題を支援。スタッフはカウンターで待つだけでなく、調べ物をしている子どもがいれば積極的に声をかけるなどして対応にあたるという。
夏休み最初の月曜日となった7月25日に北図書館に訪れた礒貝悦子さん・彩希さん親子は、「夏休み中いつでも図書館を利用できるので、月曜日の開館はうれしい」と喜ぶ。小泉明子館長は「図書館でスタッフに質問してもよいか、分からない子が多いと思う。今回の取り組みをきっかけに、気軽に質問して大丈夫だと知ってもらえれば」と期待を込めた。
市内には北、西、南の3つの地区図書館があり、それぞれ読書感想文の課題図書コーナーや、自由研究などに役立つ本の特集展示などを行っている。開館する月曜日は、8月8日、15日、22日、29日で、22日は南図書館のみ休館。開館時間は午前9時〜午後6時。
地区図書館の運営にあたり、市では今年4月から指定管理者制度を導入。事業者の(株)ヴィアックスは、各館の利用促進に向けた取り組みや、学校、地域、団体などと連携し、地域に根付いた図書館運営を推進する。
小泉館長は「図書館に来ることで、必要な情報を持って帰ってほしい。ちょっとしたことでも声をかけてもらえれば、そのときは喜んでお手伝いをしたい」と話した。
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