平塚で「棟方志功」をめぐる 美術館周辺・文化ゾーン3館で連携事業
平塚市制80周年記念事業として、市美術館(西八幡)が4月14日〜6月3日まで「棟方志功展」を開催する。近隣の市博物館と市中央図書館でも関連企画が用意され、3館を回遊して棟方の作品に迫る趣向だ。
棟方志功(1903〜1975)は、鎌倉山にアトリエを構えた神奈川ゆかりの版画家。県内では約20年ぶりの回顧展となる。美術館では、上京して版画に目覚めた頃の『星座の花嫁』をはじめ、墨一色摺(すみいっしょくず)りの『二菩薩釈迦十大弟子(にぼさつしゃかじゅうだいでし)』、晩年の『門世の柵』など、初期から晩年に至るまでの代表的な作品56点を展示する。
博物館では、棟方が生涯にわたり敬愛したというゴッホが描いた星空を、プラネタリウムで上映。約55分間の番組で、星空が絵画にどのように取り込まれたかをわかりやすく示す。中央図書館では、「棟方志功展とその周辺」と題した、作品に関連する図書などの資料展示を行う。同テーマに沿った事業が3館同時に展開され、異なる角度から棟方を堪能できそうだ。
美術館の開館時間は午前9時半〜午後5時までで、休館日は月曜(4月30日は開館)。一般700円、高大生500円(高校生土曜、中学生以下は無料)。問い合わせは【電話】0463・35・2111まで。
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