悔しい痛み分け 混戦続くJ2
勝ち点で並ぶチーム同士の一戦。これまでの総得点もリーグ1、2位の対決に熾烈な打ち合いも予想されたが、意外にも前半のシュートは湘南が3本、東京Vは0本。とはいえ両チームともに一歩も譲れない気持ちが表れ、緊張感がスタジアムに漂う。
均衡を破ったのは湘南。序盤から存在感を発揮していたキリノが永木から受けたパスを勢いよく振り抜き、相手DFに当たったボールはループを描いてゴール右隅に収まる。試合の流れを引き寄せ、その後も幾度か決定機が訪れるが追加点を奪えず。逆に76分、コーナーキックから187cmのフランサにヘッドで決められて振り出しに。その後、再びリードを奪うことはできなかった。
前へ進む姿勢や走力は終始衰えることなく、放たれたシュートもわずか3本、圧倒的にゲームを支配し続けた湘南だったが、チャンスに決めきれなかったことが痛かった。十分に勝機があったからこそ悔しさは大きい。しかし、今年の湘南は悔しさや失敗をバネにさらに飛躍できる力がある。次の戦いに期待したい。
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