豊富な運動量でカバー 10人で1点差追いつく
BMWスタジアムに1万2140人の観衆を集めた降格圏に沈むチーム同士の一戦となった第21節―。
試合は序盤から湘南の勢いが磐田を上回る。相手にシュートを打たせることなく、縦パスやサイドからの多彩かつスピードあふれる攻撃を展開。得点こそ奪えなかったものの、後半に入っても流れは変わらない。
だがサッカーとは分からないもの。途中加入ながら存在感を示していたGKのアレックスサンターナが56分、ペナルティエリアでハンドを犯して一発退場。すると、ここで得たフリーキックを決められ、それまでチャンスらしいチャンスがなかった磐田に先制を許してしまう。
これで万事休すと思われた湘南だったが、豊富な運動量で1人少ないハンデを全く感じさせず65分に大竹、73分に梶川がピッチに入ると攻撃はさらに活性化。そして迎えた78分、梶川がスピードあふれるドリブルでエリア内に持ち込んで放ったクロスのこぼれ球を、ウェリントンがボレーで待望のゴールを決める。
その後も攻め続けたが、追加点を奪えないまま試合終了。磐田にとっては負けに等しい引き分けとなった一方、湘南には明るい兆しが見え始めた一戦となった。
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