平塚市は10月から、二宮町で整備している剪定枝資源化施設が稼働することを受け、一般家庭から出る剪定枝(せんていえだ)の分別収集を開始する。落合克宏市長が23日、記者会見で発表した。
剪定枝はこれまで、燃せるごみとして家庭から集積所に出されたものを収集。量が多い場合は処理施設に直接持ちこんでもらい、10kg100円で処理していた。
分別収集の開始後は、ごみ集積所での収集や処理施設への持ち込みをやめ、事前予約制で職員が各戸に訪問し、無料で収集。二宮町の資源化施設に搬入し、チップ化して発電の燃料や堆肥の原料にする。
収集対象の剪定枝は一般家庭の枝や幹で、1本が太さ10cm、長さ80cm以下。ウルシ属やキョウチクトウ、アセビ、イチイなど有害植物は、資源化後の影響から収集対象に入れない。業者に剪定を依頼して出た枝は事業系のごみとして扱う。
収集の事前予約は9月18日から受付開始。利用者は市循環型社会推進課(【電話】0463・21・8796)に電話で申し込み、収集日(通常1週間〜2週間後)を決める。当日午前8時30分までに敷地内に束ねて置いておけば、職員が訪問して回収する。同課は「これまでのように量に制限はなく、細かく切って出す必要もない」とし、「電話予約の手間は生まれるが、市民の方の利便性は高くなるのでは」と話している。
平塚市は大磯町と二宮町の1市2町で「ごみ処理広域化」を進めている。平塚市は可燃ごみを焼却する環境事業センター、大磯町は資源ごみを処理するリサイクルセンターなど処理施設を整備。事業効率や環境負荷低減を目指し、一般廃棄物処理に分担して当たる広域連携を進めている。
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