JR東日本横浜支社は22日、平塚駅構内に「東海道五拾三次」の浮世絵パネルを設置した。宿場町として栄えた平塚の文化や歴史を駅内で感じてもらうと共に、今後は宿場町関連のイベントを企画する予定だ。
これは同支社発足20周年を記念し、平塚駅を含む旧東海道沿い8駅に、歌川広重が各地縁を描いた浮世絵「東海道五拾三次」のパネルを設置する事業。沿線の歴史や文化を感じてもらうのが狙いで、各駅では自治体や地元団体と協力した旧東海道にまつわるイベントが企画されている。
パネルは原画を保有する「川崎・砂子の里資料館」(川崎市川崎区)の協力を得て製作。縦1・4m、横2mで、平塚駅に展示されたのは、高麗山や富士山が中央にそびえ立ち、縄手道で飛脚や駕籠(かご)かきがすれ違う姿を描いた「平塚 縄手道」の作品だ。パネル下には和訳と英訳で浮世絵の説明書きが記されている。
22日に行われた除幕式には、平塚市観光協会の福澤正人会長、三ツ石孝徳駅長らが参加。三ツ石駅長は「展示作品を見ながら、宿場町として栄えた平塚の文化や歴史を感じてもらえれば嬉しい」と話していた。
歴史触れるハイキング
JR東日本は現在、東日本エリアの自然や文学、歴史に触れる日帰りイベント「駅からハイキング」を実施中。同事業に合わせて横浜支社では、市観光協会と協力し、平塚宿の江戸見附や湘南平など、約12・5Kmの行程を巡るハイキングコースを企画した。予約不要で参加無料。期間は12月25日まで。参加希望者は午前10時から正午までに市観光協会で受付を済ませる。
イベントの詳細は、駅からハイキング事務局【電話】03・5719・3777。
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