市民センター建て替えを含む「見附台周辺地区整備・管理運営事業(A・Cブロック)」について、平塚市は11月29日、応募のあった2グループの事業者提案を審査した結果、大和情報サービス(株)グループを優先交渉権者に決定したと発表した。
開発会社の大和情報サービスを代表とする同グループは清水建設や地元の湘南造園、エス・ケイ・ディなどで構成。運営は渋谷ヒカリエホールなどを手掛ける劇場プロデュース会社、シアターワークショップが担当する。
市公表の提案概要によると、「平塚の人・文化活動で賑わう『みっけホール』」をコンセプトとした新文化センターは、延床約7530平方メートルで1210席の大ホールを設置する。1階多目的ホールは壁が外に開閉する仕組みを取り入れ、屋外の見附台公園と一体的な空間を創出、会議室や音楽練習室なども盛り込んだ。
運営面は「いつも何かやっている」をテーマに年間通じた事業展開を工夫し、音楽や家族などテーマを設けた4大フェスティバルに取り組む。
A2地区はカフェや飲食店舗、C地区には生活関連店舗を誘致。駐車場はA2地区内と、C地区店舗屋上に計約200台を確保する見通しだ。
市は、見附台再開発にPFIに準じた手法を採用、公共施設整備費と20年の運営費をあわせ132億3400万円を上限に事業者を募集していた。
審査内容や事業費など詳細は12月中に公表、地元説明会も開催し、そこで民意を反映させる意向だ。来年1月に基本契約を締結、2022年3月開館を目指す。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>