平塚市内の小学校のいじめ認知件数は昨年度3330件で、5年前の約4倍だった。県の1校当たりの認知件数26・6件に対し、平塚市は約4倍の114・8件。市教委は「積極的に認知し解消する」方針だ。
11月26日に行われた平塚市教育委員会定例会で報告された。小学校のいじめの認知件数は5年前の764件より、約4倍増の3330件だった。神奈川県の1校当たりの認知件数が26・6件に対し、平塚市では114・8件と県の約4倍だった。
市教委担当者は「いじめの認知件数が多い学校について文部科学省によると『いじめを初期段階のものも含め積極的に認知し、解消にむけた取り組みのスタートラインに立っている』と肯定的に評価する」と話す。
認知件数は多いが、解消済みの件数も多い。小学校の認知件数のうち89・5%の2981件が解消済みだという。
中学校では5年前より約3倍増の523件が認知された。市の1校当たりの認知件数が県に比べ、約3倍の32・7件。解決済みの件数は全体の91%の476件だった。
いじめ発見のきっかけは小中学校ともに、アンケート調査など学校の取り組みにより発見された件数が多数を占めた。
今年度は減少傾向
小中学校で今年4〜9月期に起きたいじめが昨年の同時期に比べ、減少した。特に小学校では838件減った。市教委は「新型コロナの影響で休校した期間や、再開後の分散登校、ソーシャルディスタンスを意識する生活になったことが影響しているのではないか」と分析している。
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