サッカー女子なでしこリーグ1部のアルビレックス新潟レディースは10日、神奈川大学の瀧澤莉央さん(22・経営学部4年)の来季加入が内定したと発表した。11日に同大湘南ひらつかキャンパス(土屋)で記者会見を行い、「持ち味を活かしチームに貢献できるよう頑張りたい」と話した。
新潟県出身の瀧澤さんは、兄の影響で小学1年生からサッカーを始め、アルビレックス新潟の下部組織でプレー。156cm、52kgと小柄なミッドフィルダーは、狭いスペースを切り抜けるドリブルやスルーパス、サイドから敵陣に切れ込んで放つシュートが持ち味だ。アルビレックス新潟の山本英明取締役は「東京五輪世代として日本代表、世界を目指して頑張ってほしい」と期待を寄せる。
「インカレ優勝目指す」JINDAIスタイルの核として
瀧澤さんは昨年、大学生の国際大会ユニバーシアード台北大会の日本代表に選ばれ2試合に出場、準優勝の原動力となった。また、今年度はJFA・なでしこリーグ特別指定選手として、大学生ながらアルビレックス新潟レディースで8試合に出場している。
神奈川大学女子サッカー部の大槻茂久監督は、前線から果敢な守備を仕掛けてボールを奪取し攻撃の起点をつくる「JINDAI(神大)スタイル」の核として中盤に瀧澤さんを置く。1年生からレギュラーに定着した瀧澤さんを「攻撃も守備もこなし、サッカーで一番必要なものがそろっている選手」と評する。瀧澤さんは「自由にプレーさせてもらい、チームメートとの協調性や連携を高めることができた」と4年間の成長を口にする。
同大学女子サッカー部は12月23日から「全日本大学女子サッカー選手権」(インカレ)に挑み、2011年以来のタイトル獲得を目指す。瀧澤さんは「優勝を目指して全力を尽くしたい」と意気込んでいた。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>