県教育委員会は17日、高浜高校の定時制教室棟の新築工事に着手した。平塚商業高校と平塚農業高校の再編・統合に伴い、商業高校定時制が高浜高校に移行するためで、2020年4月に開校する計画だ。(12月15日起稿)
新校舎は、同校敷地内の弓道場を取り壊した土地に常濃建設(株)(厚木市)が施工する。延べ床面積は1491・69平方メートルで、鉄筋コンクリート造の3階建て。工期は20年2月までの予定で、費用は約5億8364万円。
新設される定時制課程は、単位制による普通科として19年度から生徒を募集する。現行の商業高校定時制は、今年度で生徒募集を停止。商業高校定時制から高浜高校に移行する生徒は、高浜高校総合学科を卒業する形になる。
当初の計画では19年に定時制の移転を予定していた。しかし同年に統合予定だった平塚農業高の敷地内で、3〜16世紀の土器や遺構の出土を受けて計画を変更、発掘調査のために開校を1年遅らせた。
13日には県担当者による工事説明会が実施され、20人ほどの近隣住民が集まった。県担当者は「住宅や学校が密集する地域のため、工事車両の搬入や騒音に注意しながら安全に工事を進めていきたい」と話している。
一方で、商業高校と農業高校の統合は、遺跡調査が終了次第着工する。発注先は未定。20年4月の開校を予定する。
県では、生徒数の減少を受け、学校数を段階的に減らす「県立高校改革実施計画」を進めている。「I期計画」では16年度からの4年間で、10校1分校を再編・統合し6校となる予定。これにより県立高校は138校となる。
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