市内在住のプロ格闘家・升水翔兵さん(32)が3月17日、総合格闘技のメジャー大会「PANCRASE303」(会場/新木場・スタジオコースト)で、パンクラス・フライ級タイトルマッチへの挑戦権を賭けた試合に臨む。
升水さんは、国内総合格闘技団体パンクラスのフライ級3位にランクし、リングネーム「翔兵」で活躍している。2014年にプロデビューし、同年の新人トーナメントで優勝、これまでの5年間で13戦10勝を誇る。
17日の対戦相手は、修斗世界ランク1位の米国人・ライリー・ドゥトロ選手。この試合の勝者が同フライ級王者への挑戦権を得る注目のカードだ。AbemaTV格闘チャンネルとTOKYO MXで生中継される。
格闘技人生の始まりは大野中学校柔道部。当時顧問だった真田州二郎教諭(現・金目中)から指導を受け、全国中学生大会で準優勝した。名門の東海大相模高、東海大学へ進学してからも、韓国ジュニア国際大会3位などの成績を収め、実業団でも柔道を続けた。
しかしルール改正で得意の肩車が禁止され、選手としての限界を感じて引退。会社員をしながら趣味で始めた総合格闘技で才能が開花し、瞬く間にプロ転向した。
総合格闘技でも組んで投げ、抑え込み技や絞め技を展開する柔道スタイルが持ち味だ。ドゥトロ選手は数々の大会で躍進中のファイター。升水さんは「柔道では日本人選手が一番強い。だから外国人選手への怖さは全くない」と強気を崩さない。
升水選手の夢は市内で総合格闘技のジムを開くことだ。「恩師の真田先生が平塚に柔道を根付かせたように、格闘技を地元に根付かせていくことができれば」。真田教諭には今も助言を求めるなど、師弟関係が続いているという。
まずは試合に勝ち、今年予定されるタイトルマッチに出場、地元にベルトを持ち帰りたい。
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