宮城県のレースサーキット、スポーツランドSUGOで8月5日に行われた「MFJモトクロス全国大会」に、中川中学校2年の江原大空君が出場し、国内B級のNB2とNB OPENの部門で2冠を達成した。
カテゴリーのNB2とは250ccのみ、NB OPENとは250ccと450ccのバイクで競う。両部門でランキング1位の江原君は、6月の関東モトクロス選手権を終え、全国に駒を進めた。本来中学3年までのカテゴリーであるジュニアに属するのだが、これまでその上のステージで出場しており、今回の全国大会も出場最年少ながら他を寄せつけないレース運びで独走優勝した。「少し緊張したけど自信はめちゃくちゃあった」と落ち着いた表情でレースを振り返った。
兄弟でさらなる高みへ
身長168cmでがっちりとした体格の江原君。普段はゲーム好きの普通の中学生といった感じだが、バイクにまたがれば一変、勝負師の顔に。すでにプロレーサーとして活躍している兄・大地君(高校2年)とともに週末は千葉県富津市のコースで練習に励んでいる。大地君は、弟の全国大会の結果を受けて「いつも大きなことをいうのでこれくらいやってもらわなければ困る」と評価も辛めだが、「全国で優勝したことはすごいと思う」とも。全国制覇した大空君は来シーズンには国内A級のNAクラス、もしくは国際B級のIBクラスにステップアップし、新たなステージでレースに臨む。「全国にいるライバルたちと走れるのが楽しみ」という。
一歩先に進んでいる兄の背中を追うようにして着々と実績を残している大空君。現在は兄弟で国内レースで奮闘中だが、2人には共通した夢がある。それはモトクロスの本場、アメリカへの進出だ。「アメリカではテレビ放映もあり、野球やアメフトについで人気がある。いつかアメリカで走ってみたい」。伸びしろ十分の兄弟はそう口を揃える。
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