かながわ県民センター(神奈川区)で5月29日(金)から31日(日)まで行われる「2015平和のための戦争展inよこはま」。31日に市立川和中学校(富士見が丘21の1)演劇部が横浜大空襲の朗読劇『証言2・横浜大空襲』を行う。
1945年5月29日、米軍爆撃機による無差別攻撃で、市民の約半数となる31万人が被災し、8000人以上の死者を出したといわれる横浜大空襲。1時間ほどの間で40万個を超える焼夷弾が投下され、横浜市が炎に包まれた。同展はこの大空襲の日に合わせて開催されるもの。朗読劇では特に被害が大きかった臨海部に着目し、体験談などの資料をもとに山田容弘顧問(56)がストーリーを構成。本番を目前に控え、部員らは最後の調整に臨んでいる。
「終戦70年の節目に」
「これから話すことは、たくさんの証言の中の、ほんの一部の出来事でしかありません―」。戦争の実態を後世に語り継ぐべく、現代の中学生が横浜大空襲の歴史を調べ、伝えていくというストーリー。横浜駅付近で空襲にあった女学生の体験談など、耳をふさぎたくなるような凄惨な状況を朗読する。
中村紘花部長(3年)は「空襲を体験していない私たちでもできることは、今回の劇を通して多くの方に戦争について知ってもらうこと。今年は終戦70年という節目の年。心を動かす朗読を披露したい」と話し、猛練習に励んでいる。
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