光明山 徳水院 大善寺(南山田2の4の1)で11月15日、石川和弘新住職(46)の就任儀式「晋山式」が行われた。
当日は正午過ぎから式が始まり、総代や檀信徒ら約100人が参加。新住職や総代、楽師など関係者20人以上が行列をなし、雅楽を奏でながら寺周辺を練り歩いた。境内前で山門開扉式が行われ、厳かな雰囲気の中、石川住職は本堂に足を踏み入れた。
晋山式に加え、石川住職の父親で第27代、石川成弘住職(78)が退任する「退山式」も実施。さらに先代住職の50年以上の活動に敬意を表し、浄土宗宗議会議員、里見嘉嗣上人から27代住職に表彰状が手渡された。
石川成弘前住職は「私自身は何もやっていない。支えてくださった世話人、総代、檀家の皆様のおかげで50年以上活動できた。人間は同じ立場でお互いをおもいあうことが大切」と参加者らに説いた。
第28代となった石川住職は感謝を述べた上で「これからますます寺を発展させていければ」と新任のあいさつに立った。港北区新羽町から参加した檀信徒の女性は「一生に一度あるかないかの晋山式に参加でき、貴重な体験をした」と話していた。
大善寺は天和元年(1681年)以前に浄土宗の「大阿善達」により開創したと伝えられている。東京の増上寺の末寺で、本尊には阿弥陀如来を安置。本堂内陣前上方には「日の丸扇」が飾られており、これは増上寺から「日の丸扇の間」を移築した名残だという。
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