都筑図書館(小山肇館長)で21日、夜の図書館で音楽と本を楽しむ「ライブラリーナイト」が開催された。
昨年4月に20周年を迎えた同図書館は、今年度を通して記念事業を実施。今回はそのフィナーレとして、閉館後の施設内を使った企画を行った。
第一部はマリンバとパーカッションを演奏する団体「TONES」のコンサート。区内出身の木村奏子さんらが「春よ来い」などの名曲を演奏し、本で囲まれた空間に音色を響かせた。
第二部は、都筑にゆかりのあるゲストによるビブリオバトル。小山館長や区政推進課の田中礼子課長など5人がおすすめの本を紹介し、観客が読みたい本に投票した。チャンプ本は、小林クリニック(すみれが丘)の小林雅子副院長が紹介した河合隼雄著『父親の力母親の力』が輝き、定員の倍以上となる80人の観客は大きな拍手を送った。
2014年度の登録者数は市内2位の8万7264人、貸出冊数は1位の100万774冊を誇る都筑図書館。読書が活発な地域をさらに盛り上げようと関係団体や区民の希望者とともに市民協働で記念事業を進めてきた。小山館長は「図書館単独では思いつかないような斬新な企画も実現できた。これからの時代、図書館も積極的に発信していかねば振り向いてもらえない。この先も新しいことをやっていけたら」と話した。
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