都筑区総合庁舎駐車場で21日、災害用トイレシステム(4基1セット)のお披露目式が行われた。青葉区新石川に本社を構える工藤建設(株)(工藤英司代表取締役)が創業50周年を記念して都筑区と青葉区に寄贈。
横浜市内では初の井戸水を利用した水洗式で、災害時にはトイレユニットとテントを設置して使用される予定だ。
トイレは工藤代表と旧知の仲である(株)井戸屋(茅ヶ崎市)が開発した災害用トイレシステム「イドテック・トイレ」。組み立て式の構造で、女性2人でも設営は10分から15分程度だという。地下水を汲み上げるため断水時でも使用できる。また、避難所などでプライバシーを確保するためにテントで囲われているのも特徴的だ。県内では3カ所目の設置。
お披露目式には同社の工藤次郎会長や区連合町内会自治会の村田輝雄会長、畑澤健一区長ら40人が参加。工藤会長はあいさつで、東日本大震災時に簡易トイレを被災地に設置した自身の経験などに触れ「熊本などの被災地ではトイレに苦慮している人もいるので(災害時のために)寄贈を考えた」と話した。
都筑区役所総合庁舎内には、帰宅困難者を受け入れる都筑公会堂やボランティアセンターを設営する都筑図書館もあり、災害時の要所となる。畑澤区長は感謝を述べた上で「区役所に設置される災害対策本部や仮設救護所の運営に必要な設備となる。いざという時に活用させていただきたい」と話した。
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