来年開催される東京多摩国体でデモンストレーション競技に選ばれるなど注目を集める”スポーツ吹き矢”。市内初の大会となる「第1回相模オープン大会」が4月8日(日)、市立北総合体育館(緑区大島)で開催される。当日は、試合の他にも来場者向けの体験コーナーを設け、魅力を知ってもらうことで、市内で競技人口の裾野を広げていきたい意向だ。
スポーツ吹矢は、20cmの矢を、筒から息を吹いて飛ばし、5〜10m離れた的の中心に当てる競技。市内初となる今大会は、(社)日本スポーツ吹矢協会が運営。大会には県内の他、東京や山梨などから約350人が参加。午前中に個人戦、午後から団体戦(1チーム5人)が行われる他、その魅力を来場者にも知ってもらおうと、体験が出来るスペースも用意されている。
1988年に、複式呼吸を用いる健康法と日本古来の吹き矢を重ねた競技として、樋口裕乗氏によって考案された「スポーツ吹き矢」。2007年には日本スポーツ吹矢協会が社団法人として認可され、現在は全国に650の地域支部を展開。会員数3万人、競技人口は10万人を超えるという。来年開催される「東京多摩国体」では、デモストレーション競技にも選ばれており、生涯スポーツとして注目を集めている。
緑区内で3支部が活動
市内では4支部が活動を行っており、そのうち「相模原北の丘」、「橋本」、「緑(城山)」の3支部が緑区内に。区内は練習場を確保しやすく、3支部とも、北総合体育館などで、子どもから高齢者、障害者まで幅広い年代層が競技を楽しんでいる。また、昨年の8月には震災で被害を受けた大船渡の子どもたちを相模原市が招待した際に、同協会の市内支部が中心となり、スポーツ吹矢を体験してもらう活動も行った。
相模原北の丘支部長の古川秀秋さんは「初めての相模原での開催となり、地域の方々に少しでもこのようなスポーツあるのだということを知っていただきたいと思っています。体験も出来るのでぜひ見学にお越し下さい」と話している。
大会、競技に関する詳細は、古川さん【電話】042・782・7872まで。
さがみはら緑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|