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三井又野 橋本駅直通バスが運行 10月から 利便性向上に期待

経済

公開:2014年7月17日

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狭あいの道を走るため中型バスが運行
狭あいの道を走るため中型バスが運行

 市民の足として、多くの人に利用されている神奈中バス(神奈川中央交通(株))。10月1日から又野・三井・上中沢を経由する「三ヶ木〜橋本駅」路線の運行が決まった。同路線は、三井と又野地区の住民の強い要望を受けて決定されたもので、これまで橋本駅へ行くために必要だったバスの乗り換えのない直通便となる。両地域住民の新たな足となることが期待されている。

 バス事業者から退出の意向があった路線の内、市民の足の確保のため、一定の公費負担を行うことにより運行を維持する「生活交通維持確保路線」。現在、相模原市内には10路線が運行されている。三ヶ木から三井と又野地区を1日13往復運行する「三ヶ木〜又野〜三井」路線もこの路線の一つで、市が年間約1300万円の公費負担をしている。市はこの路線の中でも、見直し基準を定め「運行経費に対する運行収入を示す収支比率が27・5%未満」ないし、「1日の内、最も乗車人数が多い1便が10人未満」のどちらかの条件を満たす場合、運行経路を見直すことを決め、「三ヶ木〜又野〜三井」路線は、これに該当していた。

 そうした中、2012年12月、沿線自治会によって「三井・又野・三ヶ木・中沢地区バス路線改善検討委員会」を発足。これまで計6回の会議で、運行経路や本数などの検討を重ねてきた。検討の結果、「三ヶ木〜又野〜三井」と「橋本駅〜上中沢」の2路線をつないで運行されることが決定され、三井・又野地区から橋本駅への直行便が運行されることになった。

国の補助による市の負担軽減も期待

 新しく運行される又野・三井・上中沢を経由する「三ヶ木〜橋本駅」路線は、1日11往復を運行予定。市が実施した事前の需要調査では運行経費は上がるものの、年間利用者数が昨年の3万6500人から約5万人が増加、収支比率も約23%から約53%へ改善される見込みとなっている。これに加え、直通路線にすることで、国の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金」の交付対象となることから、市の公費負担も減額されることが期待されている。

 市では「直通便になることで、乗り換えの手間や時間短縮、さらには乗車料金の減額になることが期待されますので、市民の利便性は格段に向上されると思います」話している。

 運行に関する詳細は、市交通政策課【電話】042・769・8249へ。

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