相模原市は11月28日、市内の医療機関からのインフルエンザ患者の報告数が流行の基準値である1・00人を上回る1・92人になり、流行期に入ったことを発表した。流行の基準値を超えたのは昨年よりも1カ月早く、今後も増えていくことが予想されることから、市保健所では「『手洗いの習慣化』や『咳エチケットの徹底』で感染予防を」と呼び掛けている。
インフルエンザの流行の目安は、国立感染症研究所が定める1定点医療機関あたりの報告数1・00人。相模原市は、市内36の定点医療機関から、47週(11月17日〜23日)にインフルエンザ罹患患者の報告を受け、1定点医療機関あたりの報告数が目安を超える1・92人となったため、28日に、流行期に突入したことを発表した。
例年、インフルエンザの流行期を迎えるのは11月〜3月。昨年は52週(12月23日〜29日)、一昨年は51週(12月17日〜23日)で目安を超えており、今年は1カ月早い。市保健所では「今年は全国的に流行期に入るのが早い。11月に入ることはここ数年でもなかった」と話す。
続く48週(11月24日〜30日)には報告数が4・47人となり、患者数はさらに増加。「例年1月から2月にかけてピークを迎える。今後も患者数が増えることが予想されるので、注意が必要」と市は話している。
インフルエンザの患者数増加に伴い、市内の幼稚園、小・中学校で学級閉鎖が相次いでいる。46週ではその数は0だったが、47週で3クラス、48週で10クラス、学年閉鎖が1学年と、流行期に入った47週以降、急激に増加しているという。
「手洗いの習慣化等で予防を」
市保健所では感染の予防策として、「外出時のマスク着用」「帰宅時の手洗い・うがいの習慣化」をあげる。また、人込みを避けることや日頃から十分な休養と栄養をとることに加え、室内を加湿することも予防に繋がるという。
仮にかかってしまった場合、早期の受診と咳エチケットを心掛けること、水分をよく取り、安静にするよう呼びかけている。
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