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障害者殺傷 どう向き合う 市内福祉関係者に聞く(3)

社会

公開:2016年8月25日

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 7月26日に千木良(ちぎら)の障害者施設「津久井やまゆり園」で起きた殺傷事件。障害者が標的にされたこと、容疑者が元施設職員だったことを受け、本紙では市内の障害者支援団体や福祉施設、有識者に「事件をどう感じるか」「今できること、必要なこと」を聞いた。 

 発達障害の子を持つ親への子育て支援を行う「子育ておしゃべり会ネバーランド」の岡崎京子代表は「背景が明確になっていない状況で、(容疑者が)どう育ったのか、親が様子をわかっていたのかどうかも気になるところだが、自分の活動の面から言えるのはお母さんが孤立しないこと。他の子と違うと感じることをスッと話せる場をつくることが大事」と話す。

 さらに「(容疑者宅の地域が)狭い地域で、親も大変だったかも知れないが、何かシグナルがあったはず。薬物に走らざるを得ない、何かがあったのではないかとも思う。だから大事に至る前に(親が)相談できる場に足を運ぶこと。そうすれば繋がりができていく。わが子を普通の子と思い込まず、悩んだら『うちの子は大丈夫なのか』と勇気を持って声を上げてほしい。

 そうした場をつくり続けることが私のできることであり、しっかり声を上げていくことは(子育て中の)皆さんにとって必要なことだと思う」

 障害者の就労支援としてガーデニング事業を行う就労継続支援B型事業所「レインツリー」を運営する(株)ナチュラルライフサポートの古里靖代表は「障害者の方たちはスタッフと共同で庭仕事をしているので、依頼者や関わりのある人たちにとっても少なからず影響は出てくると思う」

 「私たちにできることは、(事件を受けて)事は重大でも特に何か変わったことをするのでなく、これまで通り、やってきたことを淡々と、粛々と、自信を持ってやっていくことだと思う。私たちは支援者として、バタバタせず、何も変わらず、今まで通りに『大丈夫だよ』と声をかけながら(障害がある)メンバーたちに接していきたい」と話した。

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