優勝の賞状を手に笑顔の光明相模原女子ソフトボール部（上）と東海大相模男子サッカー部（下）
第55回県高校総体兼全国高校総体（インターハイ）県予選会が県内各地で開かれ、６月17日には光明相模原（南区）のソフトボール女子が決勝で厚木商に勝利。翌18日には東海大相模（同）サッカー男子が日大藤沢との決勝を２―１で制し、ともに初優勝を果たした。
光明相模原「挑戦者の気持ちで」
光明相模原のソフトボール女子は17日、酒匂川スポーツ広場で行われた決勝で厚木商に６―３と快勝し、初優勝を果たした。
同校は初回に３点を先制すると、３回以降も追加点を加えて最後まで攻めの姿勢を崩さず突き放し、県内屈指の強豪校の連覇を６で止めた。今春から指揮を執る利根川勇監督は「とにかく生徒がよく頑張った。最初から最後まで伸び伸びと力が出せた」と振り返り、宮川桃佳主将も「厚木商を倒すという目標からぶれずに、監督を信じてきた結果」と喜んだ。男子・女子のソフトボール部顧問を務める中嶋正教諭は、インターハイに向け「高いレベルの戦いになるが、県代表として自信を忘れず挑戦していきたい」と意気込みを語った。
光明女子は、７月29日から８月２日に山形県白鷹町ソフトボール場で行われるインターハイに出場する。
東海大相模「貪欲に頂点を」
サッカー男子は県内から上位２校がインターハイに進めるため、17日の準決勝に勝利した時点で初の全国出場を決めていた東海大相模。しかし、有馬信二監督は「ここまで来たら県王者になって全国に乗り込むぞ」と選手に喝を入れて、日大藤沢との決勝に臨んだ。
平塚市で行われた雨中の戦いは一進一退の攻防が続いたが、後半23分に水越陽也主将がＰＫを決めて先制。36分に同点に追いつかれるも、ロスタイムに井上蔵馬選手が足をつりながらも豪快なシュートでネットを揺らした。その直後に試合終了の笛が吹かれると、選手は両手を突き上げて喜びを爆発させた。
有馬監督が赴任して今年で７年目。学校も人工芝グラウンドを整備するなど強化を後押ししてきた。有馬監督は「嬉しすぎる勝利。全国一が目標なので、神奈川の代表として貪欲に頂点を獲りにいきたい」と笑顔を見せた。また水越主将は「全国では楽な試合は一つもない。いい雰囲気を作って、いつも通りの気持ちで乗り込みたい」と話した。同校は７月28日から８月４日に宮城県ユアテックスタジアム仙台ほかで行われるインターハイに出場する。
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