金環日食 小学校は登校時間を変更 市内は好条件での観測に期待
首都圏では173年ぶりとなる、5月21日(月)の金環日食。市内では岡田地区から愛甲石田駅周辺にかけて金環食帯の中心線が通り、この部分では月が太陽の中心を通過する。市内全域で非常に良い条件での観測が期待されている。
日食は6時19分に始まり、終わるのは9時2分。太陽の縁だけがリング状に見える金環食の時間は、7時32分頃から37分頃までの5分間となる。児童の登校時間と重なることから、市内の公立小学校では児童の安全な登校が確保できるよう、各校の判断で登校時間をずらして対応する。
公立小23校のうち、登校時間を早めるのは7校、遅らせるのが15校で、観察後の登校とするのが1校ある。学校ごとに登校距離が異なるため変更する時間はバラバラだが、おおむね普段の登校時間から30分前後ずらすという。登校時間を早める7校では観察会を実施する予定。
公立中学校では南毛利中学校が登校時間を20分遅らせる。普段部活動の朝練習をしている学校では、練習の代わりに観察会を行うところもある。
正しい方法で観察を
市内中町の神奈川工科大学厚木市子ども科学館では当日、科学館屋上での観察会を開催する(募集は終了)。同館ではホームページに金環日食特設ページを開設。間違った観察方法では目を痛める危険があるため「金環日食観察のてびき」として日食観察の正しい方法を紹介している。
これによれば、ピンホールや木もれ日を通して地面に映る太陽光を観察する方法などがあるという。市販の日食メガネも安全だが、長時間見続けるのは避けてほしいとのこと。裸眼で直接見るのはもちろん、すすガラスやサングラス、色つきの下敷きなどで見るのは大変危険な行為。同館では「絶対しないでください」と呼びかけている。(15日起稿)
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