逗子ボランタリーガイド倶楽部 土地ゆかりの歴史を訪ね お手製ツアーがシニアに人気
市民団体の「逗子ボランタリーガイド倶楽部」(佐野猛夫会長)が毎月実施している散策ツアーが地元高齢者を中心に人気を博している。気軽にウォーキングしながら近隣の四季や歴史が楽しめるほか、高齢者同士の仲間作りにもなるとあって参加者は年々増加しているという。
同倶楽部は15年前に発足。定年退職した人が地域社会に貢献する窓口として、有志の市民らが立ち上げた。会員は現在25人ほど。講座や研修会を定期的に行い、担当者がその土地にまつわる歴史や見所をボランティアで紹介する。
ツアーは毎月第3水曜日で今年も「名勝地披露山の絶景と古道を歩く」「文明開化の地横浜山手散策」など10回を数えた。
会の自慢は会員手作りの冊子。会員が事前の下見や下調べで10〜15頁にわたるガイドを製作し、当日に参加者に提供する。地道な会員の努力もあって、当初20人程度だった参加者も今では平均で80人、多いと160人近くになることもあるという。資料代と保険代で基本500円という参加費の手頃さも後押ししているようだ。さらに「家にこもりがちな高齢者にも仲間作りのいい機会になる」と副会長の大川博之さん。会長の佐野さんは「準備は大変だけど、リピーターもたくさんいる。続けられる限りやっていきたい」と話した。
次回開催は11月21日(水)。テーマは「秋の金沢上行寺東遺跡周辺を歩く」。問合せは佐野さん【電話】046・873・2154まで。
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