「えんやこーら、よいこら」――。夏真っ盛りの逗子海岸に威勢のいい掛け声が響いた。9日、同海岸で行われた逗子開成中学校の遠泳実習。同校3年生による恒例の行事で、今年は約280人の生徒が参加した。
海にほど近くに立地する同校は海洋教育に力を入れており、入学間もない頃から水泳の練習を重ねる。中には泳げない生徒もいるが、正しいフォームを教わり、体力がついてくる頃にはほとんどが50m以上泳げるようになるという。集大成となる遠泳は競うのではなく、完泳するのが目的。会場では多くの保護者らが見守る中、生徒らは隊列を組み、掛け声で互いを鼓舞しながら1500mの回遊コースを1時間ほどかけ無事泳ぎきった。生徒の一人は「戻ってきてみるとよくあんなに遠くまで行けた。皆一緒だったから頑張れたと思う」と振り返った。
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