空舞う餅に歓声 久木神社で上棟式
社務所の建替えを行っている久木神社で18日、工事の無事を願う上棟式が行われた。建設中の建屋の骨組みからは手作りの餅などが振る舞われ、境内は空を舞う餅を求める子どもたちで賑わった=写真。
上棟式は建前とも呼ばれる祭祀。施主が建物の無事や職人をねぎらう行事としてかつては広く取り行われた。今回の上棟式は古式の伝統行事を次世代に伝えたいと建屋を施工する(株)キリガヤの桐ケ谷覚さんが企画。これに同社氏子会や町内会、子ども会らが協力し、前日には散餅用の餅約2千個を手作りで用意した。
久木連合子ども会会長の小野寺健さんは「今では建前を目にすることは少なくなったが、こうした伝統が子どもたちに少しでも伝われば」、また桐ケ谷さんは「社務所は地域皆の拠り所。建物を大切にする気持ちを大人になっても持ち続けてほしい」と話した。
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