猪俣署長から感謝状を受け取る栗飯原さん（右）（＝14日、葉山署）
葉山署は14日、水難事故の遭難者を発見し、人命を救助したとして堀内在住の漁師、栗飯原海舟（くりいはら・かいしゅう）さん（25）に感謝状を贈った。
事故があったのは３日午後１時45分ごろ。森戸海岸沖で48歳と20歳の男性が操縦するヨットが強風と高波で転覆し、潮に流された。うち１人は同署の海上警備艇がパトロール中に発見したが20歳の男性の姿は見当たらず。だがちょうどそのとき、釣り船で沖から帰港する栗飯原さんが男性を発見。すぐに船に引き上げ、事なきを得た。同署の猪俣秀彦署長は「２人はライフジャケットを着ていたが、救助が遅れれば溺れる可能性もあった。迅速に対応していただいたことに感謝する」と述べ、栗飯原さんは「突然のことで驚いたが、見つかった方が怪我がなくて良かった」と話した。
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