葉山町在住の中高生らがまちの課題について問いただす「中学生・高校生議会」が18日、町議会本会議場で催された。将来を担う若者に行政の仕組みなどを体験してもらおうと5回目の開催。”議員”となった9人の男女が身近な疑問や提言を町幹部らにぶつけた。
山梨崇仁町長が「普段接する機会がない仕事だが、皆さんがまちの将来を考える意味でも闊達な議論を期待する」とあいさつ。議長も学生2人が前後半交代で務め、「〜議員」と呼ばれた参加者が登壇した。
質問は職員らへのヒアリングで予め作成。生徒らからは「通学に使う路線バスは交通費がかかり混雑もする。スクールバスを走らせることはできないか」「部活動の費用や活動の場を増やしてもらえないか」といった学生ならではの質問や要望が次々と飛んだ。
山梨町長や町の幹部らは「スクールバスを新設することは難しいが、既定路線の増便を運行会社に要望していく」「補助金の分配方法など活動実態に合わせた対応を検討したい」などと答弁。再質問でさらに踏み込んだ提言をする生徒も多かった。
前半で議長を務めた南郷中2年の齊藤小夏さん(14)は「自分の考え以外にも『こうなったらいいな』と思う質問がたくさんあった。自分たちの意見でまちが少しでも良くなったら嬉しい」と話していた。
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