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松原神社例大祭 数十年"ブリ"の神輿 大祭後には鰤1000本の大漁水揚げ

公開:2012年5月19日

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鰤が取り付けられた魚がしの神輿
鰤が取り付けられた魚がしの神輿

 例年5月3日から5日の3日間に渡って行われる松原神社例大祭。今年の同祭で5日のみ、魚がし(第23区)の神輿に鰤(ブリ)が飾られ渡御された。

 二、三十年ほど前は景気が良く、同町では毎年のように近隣の魚屋などから鰤の寄付があった。そのため恒例のように神輿に飾り付けられており、山車にも取り付けられていたことも。しかし景気の悪化や神輿が傷むなどの理由から、鰤の飾りは姿を消していた。鰤の飾りの歴史は古いという説もあるが、同町内の祭に関する資料は関東大震災の際に焼失してしまい、口伝で残されているのみ。正確にいつから神輿に取り付けられていたかは定かではない。また以前は千度小路龍宮なども鰤を飾っていたことがあったという。

 鰤神輿の復活を望む声は町内で毎年挙がっていたが実現には至らなかった。しかし今年会合内で「伝統や魚がしらしさを出し、人目を引くにはやはり鰤神輿をやろう」と決断。そして担ぎ手の中から相模湾で獲れた天然ものの鰤が寄付され、ついに鰤神輿が復活し見物客の注目の的となった。

 神輿に取り付けられていた鰤は、宮入後には同町公民館目の前の海へと帰された。連休明けの7日、米神で鰤が1000本水揚げされ、大漁旗が翻った。鰤を飾り海に帰したこととの因果関係は分からないが、本来松原神社例大祭は大漁祈願などを願う漁師の祭り。「ご利益だったらいいね」と同町の栗山茂男自治会長は笑って話した。
 

松原神社例大祭は漁業と密接な関係にある
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