釜石まで歌い旅、無事完歩 歌手・むらながさんが1000Km行脚報告会
歌手のむらなが吟さんが11日、市内浜町の小田原おでん本店で「名古屋〜釜石徒歩1000Km歌い旅」の報告会を行った。
むらながさんは昨夏、釜石の避難所で歌を披露。年配の女性から「もう一度あなたの歌が聴きたい」という地元の声に応えたい、と震災からちょうど1年目の3月11日に名古屋を出発し、途中ライブを行いながら徒歩で釜石までむかうことを思い立った。
この日は、むらながさんの徒歩行脚を収めたビデオも映され、参加者は道中、小田原おでん本店で行われたライブや釜石での再会の様子などを食い入るように見入っていた。
43日間かけて釜石まで歩ききったむらながさんは「被災地の痛みを知るため、と思い徒歩行脚を思いついた。実際に歩いて、歩かなければ見えなかった被災地の現状があった」と感想を語った。むらながさんは、今後も復興の状況を知るために被災地に足を運ぶという。
なお、むらながさんの道程は、ホームページhttp://guin.jpから一部動画を見ることができる。