少年サッカー、バドミントン 済州島で熱い春
小田原・済州友好交流協会(原義明会長)主催のスポーツ交流が、3月27日から30日に韓国の済州島で行われた。4回目となる今回は、サッカー小田原選抜チームの小学6年生15人と、市内中学生のバドミントン選手6人が済州島を訪れ、同年代の子どもたちと試合を実施した。
サッカーでは済州チームの激しいプレスに最初は戸惑ったものの、小田原チームが交流2試合、公式1試合すべてを制した。「ボールに対する執着心が強く、経験したことがない戦いでした。子どもたちにとって、次に繋がる貴重な思い出になりました」と、山本貴之監督は試合を振り返った。
バドミントンは中学生韓国ナンバーワン選手を含む強豪を前に1ゲームもとれない苦戦となったが、試合後はユニホームを交換。ベンチでは子ども同士スマートフォンを使ってコミュニケーションを図るなど、交流を楽しんでいた。「レベルが高い相手と試合ができ、すごく良い刺激になったのでは」と、山本洋彦監督は話した。
2010年から交流を進めてきた原会長は「スポーツを通じて、一歩ずつ友好を築いてきました。次回からは文化交流も行っていきたい」と展望を語った。