2010年に閉校した旧片浦中学校を、教育施設として活用することを検討している星槎国際高等学校(本部・大磯町)などを運営する星槎グループと小田原市が7月21日、JA片浦支所で5月に次ぐ、2回目の説明会を開いた。
説明会で、今後の具体的な方向性を示した星槎グループは「地域住民の団体利用を最大限尊重しながら、校舎も含めた施設全体を有効活用したい」などの方針に加え、男子サッカー部、バスケットボール部の活動がメーンになることや、年間を通して学校としての機能は毎日ではないこと、40〜50人の生徒が寮生活をするといった案を発表した。
これに対し、学校の周辺の道幅拡張を要望する地域住民からは、「長年要望し続けているが何とか待避所を」、「丁寧な対応を」といった意見が寄せられた。
星槎グループは「皆さんが少しでも気軽に立ち寄れる文化を残したい」と言い、市も「予算をつけて引き続き準備したい」と話した。今後も地域住民との対話を重ね、2018年4月の開設に向けて進めていくことになった。