青葉区にあり、男女が共にいきいきと暮らせる社会を目指し女性の就業支援などを行う「男女共同参画センター横浜北」。ジェンダーの平等や施設の役割などについて白藤香織館長に話を聞き、2回にわたって紹介する。
――ジェンダーギャップ指数が120位という結果をどう捉えますか。
「日本が低い理由として政治や経済の分野で女性のリーダーが少ないところが非常に大きいと思います。横浜市が事業所に対して行った調査では、市内企業の課長級以上の女性の割合は17・2%と徐々に増えているものの、国が掲げる2020年までに30%を目指す目標に対しては全国的に進んでいません。女性管理職が少ない理由に『本人が希望しない』が多く挙げられていますが、希望しない背景に想像力を働かせてください。家事や育児の負担が女性に偏っている現状もありますが、長時間労働している人が評価される働き方に対する意識や、更年期障害や月経前症候群など女性特有の悩みで辞退する人もいます」
――最近の気になる動きを教えてください。
「SNSが発達し、若い人を中心に世界中の声を聞いたり、誰でも声を上げたりできるようになりました。女性も社会の中でおかしいと感じていたことに声を上げる人が増えてきました。特に、東京医科大学の不正入試問題では『女性だから』と自分たちの未来を操作されたくないという動きが広がりました。そういった声が私たちの力になります」
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