川和町駅周辺西地区土地区画整理組合(岩澤伸夫理事長)の解散式が1月11日、新横浜プリンスホテル=港北区=で開催された。
川和町駅周辺のまちづくりは2008年、市営地下鉄グリーンラインが開業したことから本格的に始動した。10年に地権者組織土地区画整理検討会を設置し、住民・地権者・行政が協働でまちづくりを進めてきた。その後、組合設立準備会を経て18年に同組合を設立。「駅周辺の商業・サービス機能の集約配置」「多様な世代が暮らせる住宅の供給」「歩行者ネットワークの整備」などを目的に、組合員、業務代行者・参画企業など関係者が一丸となって取り組んだ。昨年3月に土地区画整理登記が完了し、11月2日の総会で組合解散の承認を得た。
解散式には組合員を始め、行政、業務代行者、参画企業など関係者86人が出席。あいさつに立った岩澤理事長は、まちづくりの歴史を振り返る中で時おり声を詰まらせながらも、「事業としては完了したが、駅周辺のまちづくりはスタートしたばかり。継続的な発展と『住み続けたいまち』としていくためには、川和町の住民や関係者の皆様のさらなる力添えが必要」と呼びかけた。
乾杯の発声を担当した業務代行者の(株)フジタの藤井正裕取締役常務執行役員は「まちづくりの成否は関係者の情熱と団結力にかかっている。一枚岩で事業にあたったことが成功につながった」と話した。また市都市整備局の堀田和宏局長ら8人が来賓祝辞を述べ、事業の完了を労った。
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