勝田町にある国指定重要文化財「関家住宅」で1月30日、防災訓練が行われた。
この訓練は26日の「文化財防火デー」に合わせて行われたもの。1949年に奈良県の法隆寺金堂が延焼したことから、この時期に全国で行われている。関家住宅は関東地方で現存する最古級の民家といわれ、書院や表門を含めた建物と広大な屋敷地が文化財に指定されている。
都筑消防署と都筑消防団の計35人と、関家23代目当主の関篤己さんが参加。関家主屋から出火した想定で、関さんが消防に出火元や逃げ遅れた人がいないかを報告。安全な場所へ避難した後、主屋に向けて一斉放水が行われた。
関さんは「4年ぶりで、忘れていたこともあった。関家住宅は私のものではなく国の宝。防火管理を怠らず、維持管理をしていきたい」と話した。最後は、同署の深澤義一署長が「先人が大切に守り続けてきたものを、我々が後世に伝えないと」と話し、訓練を締めくくった。
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