振り込め詐欺の被害防ぐ 銀行・信金職員に感謝状
神奈川警察署は8月28日、振り込め詐欺の被害を未然に防止したとして、三井住友銀行東神奈川支店の笠井温子さんと横浜信用金庫大口支店の伊藤玲奈さんに感謝状を贈った。
笠井さんは8月1日、次男を名乗る男から「会社で出してしまった損失の穴埋めに、5万円を用意してほしい」と言われ、来店した高齢の女性に応対。悩んでいる様子の女性から事情を聞き、振り込め詐欺の被害の疑いがあるとして通報した。笠井さんは「詐欺防止に貢献できたことは大変嬉しいです。今後も『お客様本位』の対応で詐欺防止に努めていきたい」と話している。
一方、伊藤さんは8月10日、息子を名乗る男から「自宅を全体的にリフォームするから現金が必要」と言われ、定期預金の解約をしに来店した高齢の男性に応対。現金で1000万円持ち帰るということで不審に思い事情を聞き、振り込め詐欺の被害の疑いがあるとして通報した。「お客様の気分を害さないように見抜くことは難しいですが、今後もこの経験を活かして防いでいきたいです」と、伊藤さんは答えた。
贈呈式で秋葉弘幸神奈川警察署長は「振り込め詐欺は高齢者の『子を思う気持ち』を逆手に取った悪質・卑劣な犯罪。被害が疑われた場合は躊躇せず連絡してください」と感謝を伝えた。
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