市立白幡小学校(永池啓子校長)の5年3組33人が3月1日、インターネットを活用してチュニジアの子どもたちと交流を行った。
これは、海外の子どもたちと共通のテーマで協働学習を行い、1枚の大型絵画を共同制作する「アートマイル国際交流壁画共同制作プロジェクト」の一環。同校の教員だった東美聡さんが、青年海外協力隊員としてチュニジアで教育支援をしている縁で実現した。
冒頭、「コンニチハ」と現地語であいさつした白幡小の児童は、羽子板や浴衣など、テレビ電話を通じて日本文化を紹介した。チュニジアの子どもからは「なぜ生魚を食べるのか」「どうしてSNSを利用しないのか」といった質問があった。最後に、同校の児童はカメラに向かい「壁画でつながりが持ててうれしい」と話し、記念のサッカーボールを贈ることを約束した。
同校は、6月に開催されるアフリカ開発会議に伴う「一校一国運動」にも参加。在日チュニジア大使館の参事官などを招き、同国について学んできた。アートマイルの壁画(横3m×縦1・5m)は、「お互いのよさを伝え合うことで世界に平和の種をまこう」をテーマに共同制作。白幡小の子どもたちが右側半分を描き、昨年12月にチュニジアに送付。残った左側半分がチュニジアの子どもたちに描かれ戻ってきた。現在は教室の壁に飾られているが、アフリカ開発会議で展示される予定だ。
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