横浜市中央卸売市場は7月27日、夏休みの子どもたちとその親を対象とした企画「市場体験&親子料理教室」を行った。
参加者はマグロが保管されているマイナス40度の冷蔵庫棟や、水産売り場などを見学し、市場について学んだ。マグロ用の冷凍庫では、これまで体験したことのない寒さに驚き、大きな声を上げていた。中には寒さに耐えきれず、すぐに出てしまう子も。いけすでは珍しいエビなどを紹介され、身を乗り出して話を聞く姿も見られた。
料理教室では、鯵の三枚おろしに挑戦。慣れない手つきではあるものの、株式会社伊勢三の岩本稔社長(お魚マイスター)の実演を参考にし、真剣なまなざしで取り組んでいた。さばいた鯵で手まり寿司とソテーを作り、最後にみんなで食べた。講師を務めた沢田けんじさんは「子どもが楽しめるように、メニューを寿司にするなど工夫しました」と、子どもたちが楽しむ様子を喜んでいた。
藤沢市から訪れたという加藤嘉恵さん親子(岳くん・翠ちゃん)は、「冷凍庫に入ってみたくて参加した。息ができないくらい寒かった」「初めて魚をさばいてドキドキした」と、市場を満喫したようだった。同市場は、「今日の体験が魚を食べるきっかけになってくれれば。魚はおいしいということを知ってほしい」と今回の企画を魚食の普及活動の一環と定め、「今後も様々な枠組みで同様の料理教室を行っていく予定」だとしている。
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