茅の輪をくぐる参拝者
熊野神社で７月31日、「夏越大祓式」が行われた。
これは、年に２回行われる、半年分の穢れを清める行事。紙でつくった人型で、身体の病気や怪我をしている部分に触れ、それを神社に持っていき焼いてもらうことによって穢れを払う。式の一環として行われる「茅の輪くぐり」は、人型を持って参拝する際に、茅を束ねてつくった直径３ｍ余りの大きな輪を八の字にくぐる風習。これにより、夏に流行する疫病から逃れることができるという。一般的に６月の晦日に行われるが、同神社では一月遅れで行っている。
照本史宮司は、「みなさんが元気になってくれれば。伝統ある行事なので続けていきたい」と話した。実際に茅の輪をくぐった参拝者は、「毎年、これをすると元気でいられる気がする」と喜んでいた。
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