神奈川区投票率 市内ワースト脱却めざす 市長選へ向け独自対策
林文子市長の任期満了に伴い、今月25日に投開票が行われる横浜市長選挙。投票率を上げようと、市内18区はそれぞれの方法で市民への啓発活動を始めている。
先月21日に行われた参議院議員通常選挙で、投票率が横浜市内ワーストの51・67%だった神奈川区。区統計選挙係は「神奈川区の低い投票率の背景にはいろいろな要素があると思うが、『選挙をやっている』という雰囲気を行政で作っていかなければ」と話す。特に投票率の低い羽沢・菅田地区に関しては「自治会加入率の低いエリアでもあるので、選挙や政治に関心のない人が多いのかもしれない」との見解を示しており、これらの地区については自宅ポストへの投函によるチラシ配布や、広報車を重点的に走らせるなどの対応を行う方針だ。
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3日に六角橋商店街で行われた「商店街プロレス」では、川名薫区長が直々に投票参加を呼びかけた。また、4日にはニッパツ三ツ沢球技場で行われた横浜FCの試合前後などを使い、市選挙マスコットキャラクター「イコットちゃん」が子どもとPK対決をしたり、横断幕や電光掲示板を使って啓発。子どもを連れた親世代へのアピールを図った。
その他にも、ケーブルテレビでの選挙啓発CM放送、区内21店舗の「ローソン」のレジ画面での情報掲載、横浜FC・奥寺康彦会長らによる区内各所での呼びかけが予定されている。
区統計選挙係は「前回(2009年)の市長選は衆院選と同日だったため、投票率も自然と伸びた。前々回(2006年)の34・17%を上回るよう周知に力を入れていく」としている。
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