神奈川区内の農業生産の大部分を担っている羽沢菅田地区では現在、秋キャベツの生産が進んでいる。しかし、今年は猛暑の影響でキャベツの生育に少し遅れが見られるという。
今夏は、平均気温が7月・8月ともに、平年よりも1℃以上高かったことに加え、降水量も両月とも平年の半分以下となった。このような高温少雨の気候は、キャベツの生育に大きな影響を与える。
羽沢町で農業を営み、年間1万ケースのキャベツを出荷している餅田雅之さん(38)は、「水分が少ないと成長が遅れるほか、病気にかかりやすくなってしまいます」と話す。また、気温が高いと虫が増えるため、消毒の回数も増やさなければならないという。
現在、生産されているキャベツは、高温期に栽培しやすく石灰欠乏症にも強い「藍天(らんてん)」と、高音肥大性に優れ黄緑色で柔らかい「しずはま1号」の2種類。10月上旬から出荷が始まり、11月上旬にはピークを迎える予定だ。
餅田さんは、「夏場の雨が少なくて難しい状況ですが、おいしい野菜を提供できるように頑張っています。是非、地元の野菜を手に取って頂きたいです」と話している。
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