3小学校で防災訓練 卒業生と地域合同で
神奈川区の地域防災拠点に含まれている横浜市立池上小学校、菅田小学校、羽沢小学校で7日、防災訓練が行われた。
今回の訓練は、3校の卒業生が通う菅田中学校・大場洋子校長が発案。東日本大震災で子どもたちが地域の力となって活躍したことを踏まえ、初めて小中学生と地域住民の合同で実施した。
池上小学校では、同校6年生と菅田中3年生、それぞれの教職員と地域住民あわせて200人以上が参加。中学生と地域住民は避難所本部で指揮をとる庶務班、避難者役の小学生を誘導する情報班、傷病者の応急処置・搬送をする救出救護班、炊き出しを行う食料物資班に分かれ、実際に100食分の米10kgを移動式炊飯器で炊くなどした。
永田翔太君(6年)は三角巾で頭や腕の応急処置を受けて、毛布と物干し竿で作った担架に乗った。「担架は壊れるかと思ったけど、意外と丈夫だった。けが人の気持ちがわかった」と話していた。池上防災拠点運営委員会の伊藤忠房実行委員長は「子どもたちには、今日の経験を踏まえて地域の力になってほしい」と伝えていた。
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