神橋小学校(垣崎授二校長)は11月15日、太極拳の現日本チャンピオン中沢潤さんをゲスト講師として迎え、5年生を対象に特別授業を行った。
これは、垣崎校長が「児童らに本物に触れさせたい」との思いで企画し、同校教員の配偶者である中沢さんに依頼して実現した。
中沢さんは「人生の先輩」と題して講演。太極拳との出会いから現在に至るまで、人生観なども踏まえた生き方について授業を行った。太極拳の説明では、現代スポーツの基となっている武道の一種として「礼」と「徳」を収める精神があるとし、青少年の教育にもつながると話した。
午後からは、体育館で実際に太極拳の基本的な動作を体験。児童は中沢さんにならって身体を動かしたが、独特のゆっくりとした動きに苦戦する姿も見られた。中沢さんが太極拳の技を応用した護身術を披露した際には、自然な動きで簡単に相手が倒れる様子に驚きの声が上がっていた。
児童からは「バランスを取るのが難しかったけど、いろんな動きがあって楽しかった」といった感想が聞かれた。中沢さんは「子どもたちにゆっくりとした動きは難しかったと思うが、とても吸収が早い。小学校で教えたのは初めて。良い経験になった」と話した。
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