日産横浜工場 「技能五輪」で3人入賞 フライス盤で実力発揮
11月16日〜20日に長野県伊那技術専門校で開催された第51回技能五輪全国大会「フライス盤職種」で、日産自動車横浜工場=宝町=に勤めている高橋真哉さん(19)、天童悠輝さん(20)、本田彼方さん(21)の3選手がそろって入賞を果たした。
銀賞に選ばれた高橋さんは「このような好成績をもらえるとは思っていなかった」と驚きを隠せない様子。銅賞の天童さんは「いつも以上のモチベーションで満足に近いものができた」と笑顔を見せ、敢闘賞だった本田さんは「去年は銅賞だったので悔しい」と語った。
全国から43人が出場した同職種。フライス盤は機械加工の現場で使われる工作機械。加工する材料を前後・左右・上下に動かし、定位置で回転するフライス(回転切削工具)で加工する。使う道具や手順が重要で、0・01㎜を競う競技だ。
8月に競技課題が発表されて以来、毎日練習を積み重ねた3選手。本番では約5時間かけて、芯棒を差し込むなどして数パターンの形に滑らせて動かす六面体の工作物を製作した。
「次回は金メダルを」
それぞれ準備不足や緊張によるミスもあったが、高橋さんは「来年は落ち着いて作業できるように励みたい」、天童さんは「次こそ金メダルを獲って国際大会に出たい」と前向きだ。今大会が最後となった本田さんは「技能五輪を通して培った『考える力』を現場で生かしていきたい」と意欲を見せた。チームの監督を務めた加藤健二郎統括指導員は「来年は今年以上に金メダルを獲れる位置にいるので、国際大会へ出られれば」と話している。
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