区民ら京浜ドックを見学 市経済局がツアー企画
神奈川区民ら約20人が12月3日、守屋町にある造船所、京浜ドック株式会社(明野進社長)を見学した。
これは、市内の中小企業が持つ高い技術や独自の工夫などを知ってもらおうと、市経済局が主催するイベント「魅力発見!ハマの会社見学ツアー」の一つ。同社は小型船(タグボート)を扱う造船所で、整備工場を兼ね備えている。ツアーでは、整備で引き揚げられている船や、修理する男性の身長の2倍もあるスクリューを見学した。ツアーの最後には、これから修理する船の引き揚げ作業に遭遇。スタッフの細かい指示で少しずつ引き揚げられていく様子に、参加者は見入っていた。
ハイブリット船を国内初生産
同社は今年3月、バッテリー内蔵型のハイブリットタグボートを国内で初めて生産した企業としても知られている。ツアーでは同製品の紹介もあり、明野進社長は「日本の造船業は追い風になりつつある」と話していた。参加した栗田谷在住の男性は「地元の企業が日本の造船を担っていて頼もしい」と感心していた。
|
|
|
|
|
|