3年目の「カイロ」支援 寄付募り被災地へ
未使用の使い捨てカイロを集め、被災地に送る「カイロ支援」。中区を中心に震災後から行われており、今年も本牧和田ケアプラザで5月15日までカイロの寄付を受け付けている。
この取り組みは本牧在住の北野順子さんが、被災地の役に立ちたいと発案したもの。これまでに計5回募集期間を設け、約1万8千個が宮城県石巻市へ送られている。また今年は、2010年に大地震に見舞われたハイチ共和国の支援を行う本牧在住の高岡美智子さんもカイロ支援に加わった。
北野さんは震災後から石巻市などを支援するボランティア団体「みどりの会」に所属し、現地での炊き出し活動などに参加。北野さんによると「仮設住宅は断熱対策が十分でないため、冬は低体温症を発症する高齢者も多い」という。
六角橋中も実施
また2年前から神奈川区の六角橋中学校と磯子区の浜中、南区の南中もこの支援に参加しており、南区の井土ヶ谷小と大岡小も昨年から協力。生徒会や福祉委員会に所属する中学生たちが、ポスターなどを作って募集を呼びかけてきた。今年も5校合わせて約3200個が集まり、順次石巻市へ発送されているという。
北野さんは「送料の負担もある中協力して頂き、本当にありがたいです。活動も徐々に定着してきたと感じます」と語った。
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