神橋小児童 太陽熱調理器を制作 備蓄庫に常備へ
神橋小学校(垣崎授二校長)の4年2組39人が太陽熱で調理ができるソーラークッカーを制作し、東日本大震災から3年を迎えた3月11日、校内の防災備蓄庫に常備することを全校朝会で発表した。
校長に直談判
子どもたちは「地震」をテーマに、昨年6月から総合学習の時間を使って「学校まで津波が来るのか」「体育館には何人が避難できるのか」など調査を進めてきた。制作は11月に理科の授業でソーラークッカーを知ったことがきっかけ。「災害時に役立つかもしれない」と気づいた子どもたちは、垣崎校長に提案して設置を実現させた。「避難してきた人の命を助けたい」「地域の方にもソーラークッカーを家に置いてほしい」と地域にも訴える。
ソーラークッカーは、反射面に集めた太陽熱を利用して、保温したり調理できる器具。燃料いらず、身の回りの材料で簡単に作れることから、世界中で活用されている。今回、防災備蓄庫にはソーラークッカー8台と使い方やレシピをまとめた説明書が設置される。
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